REPORT

【極東ロシア】 コッピ川 釣行 パート2

極東ロシア釣行 2日目・・・・・・。

この日は、ハバロフスクから一気に目的地のコッピ川河口のロッジ

を目指します。ハバロフスクで一泊した我々は、朝一から国内線の

18名乗りセスナ機に乗り込み「ソヴェツカヤガバニエアーポート」に

移動します。「約2時間半くらいの空の旅?」

聞くと、世界でも最も墜落率が高い飛行機とか・・・・・・↴ 

不安は募ります。この便「飛行機」は、地元民最優先機の為、我々

日本人はおじゃまする感じで乗り込みます。  

因みに帰りは、手配の都合がつかず乗れませんでした↴ 

凄く不安な空の旅を終へ着いた先は・・・・・・ロシアのおっさん達

が数名で運営している程度の荒れた空港・・・・・。

この時点で「本当に来てしまった」と初めて実感が湧いてきました。

 

空港を出ると、フィッシングガイド達が待っていてくれて、約一年振りの

再会に、声を張り上げ喜びを表す他のメンバー達・・・・・・(^^)v 

そして、各ガイドと初めて会う私とも握手を交わし、6日間の滞在を共に

するご挨拶をさせていただき、気さくな感じにまずは安心。

その後、車2台に分かれて荷物を積み出発します・・・・・・。

30分程走ったあたりで、日本で言えばコンビニ?的なお店に寄り、

水やジュースビールなどを大量に買い込み、町景色とは裏腹に寄り

原生林の続くデコボコの林道をひた走り、コッピ川中流のロッジを

目指し約3時間のロングドライブとなりました。

因みに、この画像では解りにくいと思いますが、尖った石がゴロゴロ

とした悪路で、良くパンクするらしいのですが、運良く今回の我々

はノーパンクで辿りついたとの事・・・・。

とにかく揺れるロングドラブも、さほど憂鬱にもならずに到着。

てっ言うか本当に引き返せないところまで遂に来てしまった実感

が更に大きくなってくる。

いろいろな意味でちょっと不安な私・・・・・の表情(笑)

そして、初めて見るコッピ川・・・・・・。少し濁りがある感じだが

水質はクリアー。茶色に見えるのは、タンニンの成分が混ざり、その効果

で少し濁ってみえると教えてもらう・・・・・。 

森が豊かな証拠です・・・。

水量は若干の減水傾向・・・・。

既に慣れたメンバーとガイド達が早々に舟に荷物を移し、これから

コッピ川の河口のロッジを目指し、約2時間 クネクネした太古から

流れる川「直線距離にして約25キロ」のコッピ川のライン下りとなる

ので、水に濡れても大丈夫な、我々的な戦闘服に着替え完全防具で

いざ出発です。 「噂ではこれが一番寒いと聞くタイミング」

和船タイプの16フィートくらいの船に搭載されている30馬力の

ウォータージェットエンジンの船外機。川底をのぞき込むと思って

いた以上に浅い・・・・・勿論、深場もあるが基本的には浅いラン

「瀬をガンガン下る」のでスリリング度はかなりある。

よって舟のハラをすることも度々あり、ジェットエンジンを使う理由

が理解できた。

因みに、舟で下っている間の天候も目まぐるしく変わります。

晴れたり曇ったり霧雨だったりと・・・曇ると一気に気温も落ち10度以下

になります。よってレインジャケットの下にはダウンを着込み何とか

寒さには対応できましたが、冷たい空気と舟の走る速度の風を受けて

半分 罰ゲーム的になり、最初のワクワク感はしだいに消え、やがて皆無言で

下ります。時折、虫の大群圏を数回突破します。蚊なのかブヨなの

か?とにかく無数の小さな虫達があたってきて痛いです。更に、

この画像の両サイドの原生林は自然動物の世界・・・・。クマは勿論、

このシベリアの自然界最強とも言われるシベリアンタイガーが住む

世界が広がります。

そんな、クネクネとした「原生林の中」を流れる川を下る感じは、

ディズニーランドのジャングルクルーズにもに似ていますが

スリリング度では危険極まりない状況・・・

一度 落水すれば命の保障は全くないとのことです。

急なカーブでは、体重移動をしながら舟を傾け曲って激流を下るのです。

そして、やっと穏やかな流れに変われば、眼下に広がるコッピ川の河口

の風景・・・・・・。上陸して遂に辿り着いたコッピ川を体いっぱい

で吸収して喜びを噛みしめます。

到着後、案内された我々が滞在するロッジ・・・・   

とても快適でした。

    

その後、旅の疲れを癒す為に、メンバー全員で裸の付き合い(笑) 

ここではサウナとなります。限られたお湯を大事に使い、

1人「おけ一杯」で頭から体まで洗い流します。

その後、ロッジでのんびりしていると、鐘を叩く音と共に夕食の合図

となります。食堂に行き到着初日の宴の始まりです。食事も確りと

シェフが滞在しているので、我々の為にロシア料理を中心にとても

美味しい変わったメニューを毎日提供し振る舞ってくれます。

ここで、この釣行のメンバーをご紹介・・・・・・ (^^)v

右から、静岡の川口氏。そして、ショップ経営「エクスプローラー」

を営む石関氏。テーブルセンターは、この旅のリーダーであり頼れる

凄腕アングラーの澤田氏。 その左がエム・アイレ代表のトラウトの鬼 

正影氏。 続いて、私・・・・ で、一番左が私と同じく初参加の

フォレスト家泉氏。 の合計6名の釣りパーティー(^^)v

明日から各々の重いを込めてコッピ川に立ちます。 

 因みに私とフォレスト家泉氏 以外はコッピの常連組^^; 

いろいろアドバスもいただき明日からの釣行に期待が上がりますが、

中でも、正影氏と澤田氏はこの旅のルートの火を20年以上も灯し守り

続ける超常連のスペシャリスト。

「彼ら無くしてこのコッピ川が語れません」。

 

過去にメーターオーバーのタイメン「イトウ」を釣り上げ動画でも

紹介された雑誌ギジィの「ロシア・コッピ川 シーマ&タイメン」

の中で釣り上げた澤田氏のメーターオーバーのタイメンは圧巻!

更に正影氏はこのコッピ川を訪れた手つかずの当初時代には

80シーマ「サクラマス」も釣り上げていている実績の持ち主・・・。

そんな正影氏は言う「僕がコッピ川を訪れる理由はガイド達に会いに

行く為だと」・・・

場数を踏んだ人だから言えるこのコメント・・・・。素晴らしいです。

 

そんな私にも夢を与えてくれるコッピ川は、既に目の前を流れている。

海外釣行とはいえども必ず釣れる訳でもなく、日本よりは確立が若干上がる

程度・・・・。毎年 訪れているメンバーも良い時もあれば全くダメ

な時もあったと聞く・・・・。明日からの6日間の釣りで

「いったいどんな魚達」と出会うことができるか・・・・。

 

パート3へ続く・・・・