REPORT

[ネイティブスタッフ]ゲリー小島 VOL.04 敬意をもって日々入渓レーポート!

みなさんこんにちは。フィールドスタッフのゲリー小島です。

立秋、そして処暑も過ぎ渓流シーズンも残り少なくなってきました。今シーズン未だ尺物をキャッチできず少しばかり焦りを感じていましたが、先日ようやく尺イワナをキャッチすることができました。

今回のレポートではその釣行の様子をお伝えしたいと思います。

2024年8月24日(土曜日)この日は11時から所用があり、時間の限られた中での釣行となりました。午前5時、車を離れしばし山道を歩くこと約15分目的の川の入渓地点へ。川に足をつけた第一印象は「暖かい」ということで、念のため水温を測るとなんと18℃!?盆を過ぎて多少暑さも和らいだかと思っていましたが、なかなか思うほど水温は下がってなさそうです。また、川の水位ですが、こちらもやや渇水気味といった具合でしょうか。普段水に浸かっているであろう痕跡から10cmマイナスと言った具合です。

とりあえず、遡行しつつ目についたポイントにラーカムア 50HSをキャストしていきます。入渓地点から50m程遡行した時点で、3回チェイスはあったもののいずれもバイトまで至らず。そして、1回チェイスすると2回目は無いといった具合でなかなかのタフコンディションですが、それなりに魚が居り、流れの緩いシャローについていることが確認が出来できました。

その後も遡行を続ける事更に100m、これまでの瀬の中に点在する小規模な落ち込みとは違う、ちょっと大場所にさしかかります。

先程までの魚の様子からおそらく魚は青丸部分に居るであろうと想像し、1投目は奥の岩の際にキャストし赤線のコースでリトリーブ。すると青丸部分には魚は居らず、実際にはより流れに近い黄丸部分からチェイスが。すかさずラーカムアをピックアップし、次は先程よりもやや右側にキャストし緑線のコースをリトリーブすると再びチェイスが!がしかし、なかなかバイトしないまま段々瀬に突入。緑線の末端部分で諦めかけたそのタイミングで、ロッドに重みが!!そして、猛烈なダッシュでドラグを出しつつ一気に流れに逆らい再び黄丸付近へ魚が走ります!!

今シーズン尺物をキャッチしていない私にとって、このチャンスは逃せないと慎重にファイトし、無事にネットイン。都合30秒ほどの間でしたが、とても手に汗握りました(笑)

そして、キャッチした魚体を見て感じたのがまずはその太さ、そして胸鰭、腹鰭、尻鰭の大きさです。この日のファーストフィッシュが尺ヤマトでしかもこんなに素敵な魚体のヤマトということで、早くも満たされた気持ちに。この後も遡行を続け、より上流へ…尺物はそれ以降出なかったものの、キャッチする魚の多くが大きく発達した胸鰭、腹鰭尻鰭を持ちとても目の保養になりました。都合約6時間の釣行でしたが、とても充足感のあるものとなりました。

今回の釣行で使用したタックル&ルアーについてです。

ロッド:アークトゥルスウォーター 47M2 boattini(ボアッティーニ) プロト

ルアー:ラーカムア50HS #01 アカキンヤマメORベリー、#07 ピンクSヤマメGlowベリー

2025年春発売予定の「アークトゥルスウォーター」ですが、前回のレポートでのようにアルティメイトシューターとはまた違った味付けで、今釣行のようなヘビーシンキングを多用する場面の多い山岳渓流や源流では重宝するかと思います。既にご存知の方が多いと思いますが、ラーカムアはその平打ち性能以外にもフォールによる喰わせの間の演出、リングの有無によるアクションの変化と多様な使い方があります。お手にされた方は色々と試してみてください。因みに、ArcturusWater Aw47M2 boattini (ボアッティー二) は、私のリクエストによりラインナップされたレングスとアクションのロッドです。ホームである木曽エリアにてテストを繰り返し木曽の渓流にマッチしたモデルに仕上がっています。詳しくは別のレポートで詳しく説明させていただきますので宜しくお願いします。