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REPORT

投稿日: 2014年7月10日

[鯰ステーションズ]ジェフリー開発秘話

既に発売されたナマズルアー「ジェフリー」。
皆さんのお使いなられた感想が我々の耳に届く様になってきました。
評判は上々であり喜んでもらっている様に思います。そこで今回はジェフリーの開発秘話をご紹介させて頂きます。
※ここでは日本ナマズ「マナマズ」を前提としナマズと表現しています。



ジェフリーの開発がスタートする前には当然、ナマズに向くルアーを使いまくっていました。代表的なのは「ジッターバグ」そして、既に国内メーカーとしてナマズ用たるルアーも数種類出ていましたのでそちらも研究させて頂きました。

そこで、ナマズ用ルアーとはいったい何か・・・・・・？

ナマズ＝ジッターバグ　確かにその意味は十二分に理解しました。
あのカップが生み出す音が抜群に良く誰が最初に決めたのかは定かではありませんが、ナマズを狙うルアーとしてはとても適しています。しかし、本来このルアーはナマズを釣るために開発された訳ではないということを付け加えなければなりません。

しかしながら、ナマズを釣るべくして国内メーカーが開発したそれは、確かにジッターを越える物がほとんどでした。その内容は「飛距離　泳ぎ　音」この３拍子がどれも優れていてジッターをチューニングして表現する領域を製品として確立されていました。

ただ、完璧を好む人もいれば未完成を好む人もいるのがナマジストの特徴でもあると思います(笑)　そうです、ジッターにはナマズ用にチューニングする遊び心ごろを前提とした次のステップが存在し、未だにナマズ＝ジッターバグと語られる一番の理由がそれだと思います。

冒頭でも述べましたがナマズ専用ルアーとしての一番の特徴とはいったいなんなんでしょうか・・・・・・？

それはナマズ特有のバイトが一番のヒントかな・・・・・・?

吸い込むようなバキューム捕食。丁度、バスと雷魚の中間的な口の形の魚ですが、けして、バスの様に口は大きくなく雷魚の様にワニ口でもありません。しかし、水面が非常に気になる魚でもある為トップ系ルアーで楽しむことができます。逆に「沈めて狙うなら、他の魚を狙った方が面白い？ですからね」

本来は底モノの魚、しかし水面まで浮上してきてバイトするには必ず理由があります。
多分、ナマズの口の構造は視線より上のエサを「水中で」捕える為に優れているものの様な気がします「あくまでも仮定です」イメージはクジラかな？

しかし、水中なら水圧や水の抵抗があり水ごと吸い込み獲物を捕らえるのでしょうが、水面だと空気が存在して襲い掛かるものの重力変化に戸惑ってしまい物体の位置を見失いあのようなミスバイトが増えるのだと思います。

そして、ルアーを物体として捕えるのが「髭や側線であり」時としてルアー後方でバイトしているのはルアーが通った後の水流を物体と認識して「その水流その物をエサと判断し」捕えるからこそ起きる現象の様な気がします。つまりルアーが作る水の動きがナマズにとってキーなのではないのかと考えました。

基本、ポッカリ浮くルアーがほとんどだと思います。その概念は泳ぎの演出。しっかり浮かせた方が泳ぎも良くなり扱う側にも安心感を得られます。しかし、ジェフリーはボディー半分が水の中の浮姿勢です。

この効果を選んだのは前文で述べた水の動きをヒントに着手したからです。ジェフリーを泳がせてくれた方ならご存知だと思いますが、泳ぎだすとジェフリー後方で水の渦を作り出しています。そして平面の水面にたいして水の落差を作り出します。これはポッカリ浮くルアーとは違うジェフリー独特の一番の特徴です。

その効果とは、斜め後方からの追跡や下から突き上げてくるバイトに対応し、足場の高いところでも振子の原理で左右に揺れ動き、超スローで引いたときのボディーロール。そして、前文で述べた水流とボディーの近さを実現させた正にナマズ専用ルアーと言える部分をジェフリーに求め仕上げたのです。そして、カップモノとしてのジャンルとして忠実に左右の動きを出しています。

ちなみに、最近のカップモノは羽物的要素のものが増えています。「よりアピールを深める為の効果」こちらはハイアピールをより演出するための手段を優先した仕上げだと思います。ただ、ジェフリーは純粋にカップモノと言える動きを求めました。そして、引き重りも適度となりスイミング姿勢が半部程水の中の為、ルアー自体の重さでのフッキングにも優れています。「弾かれ防止的な役割」

如何でしょうか・・・・？
すなわちナマズ専用ルアーとは水流を生み出すルアーのことと思いますが、基本ルアーは水流を生み出す物ですのでナマズだからとは言えがたいです。ただ、実際は何の魚でテストしたルアーかが一番大事な事だと思います。それは、バスもトラウトもシーバスも同じではないでしょうか。

世に送り出すまでにテストした魚が専用たる一番の意味かも知れません。
当然、ジェフリーもナマズしかテストはしていません。そうすることでナマズに適した開発理論が生まれて行きます。

イャ、その考えは違うという人も居ると思いますが、考えを理論と繋げなければ物は作れません。ただ、自然相手の本当の回答はナマズに聞いてみないと解りません。たまに話してくれるても「クゥークゥー」と言ってくれるだけですが・・・(笑)

まとめ
これがジェフリーにもとめた開発の内容です。やれば沢山の向き不向きも判明しますが、単純に簡単に考えるのがナマズフィッシングの楽しみです。難しく考えるのは、各社の開発者だけで良いと思います。しかし、チューニングの楽しみは是非体感してもらいたいと思います。その点、ジェフリーのチューニングはかなり楽しいと思いますよ。