スタッフの森田です。
前回の続きです。
さて、A組の試合が終わり我々B組の番が回ってきました。
既にこの時点で梶山さんとの会話はありません。
そして、放流ラウンドからのスタートです。
タックルのチェックをする私に対して梶山さんは放流される魚のチェックをしていました。
帰ってきた梶山さんに尋ねました。「コーホですか?」
すると、「その様ですね」との答え。
確かに放流された魚達が回復とともにどんどん表層付近を泳いで散って行きます。
それに合わせ使用タックルの見直しをする2人。
スタート1分前のコールと共にスタートの合図を待ちます。
梶山氏がエクスタン60で、私が62をセレクト。
スプーンはお互いローラの2.3g栄次オレキン
ロッド以外の大きな違いは無くスタートとなりました。
直ぐに釣れたのは梶山さんです。
連チャンモードに入りあっと言う間に3匹差。
アタリすら無い私には沈黙が続きます。
私がやっと釣れた頃にはスタートから10分が経過していました。
見事に放流魚を捕らえた梶山氏はオコボレさえ私にくれない程に釣り続けて合計11匹
私が3匹と圧倒的な釣果で勝負が終了しました。
試合が終わり梶山氏の話を聞くと、ほぼ同じ用に釣りをしていながら結果は大差。
やはり負けると悔しいものですね。
しかし、梶山氏の2回戦進出という嬉しさと勝負に負けた悔しさが入り乱れる複雑な気持ちとなりました。
その後は勝ち組と負け組に別れ、お互い上を目指すものの合えなく撃沈する2人でした。
不思議な事にトラキンではこの様な場面が結構あります。
仲間内でつぶし合いをしているグループは皆複雑な気持ちで対戦している事でしょう。
今まで笑って見ていましたが、今回は身をもって感じた1日でした。
そして、この話にはまだ続きがあります。
本当のラスト「地方予選ジョイバレーカップ」での出来事。
「今度はお互い時間を空けてクジを引きましょう」
と話し合う、恐怖感を克服できない2人がいました。
そして引いたお互いのクジの番号を見てビックリ!
同じ数字の並びでAとBの違いでした。
つまり同じ組でお互いの審判を務めると言う結末です。
どうやら梶山さんとは縁がありすぎのようです(笑)
しかし、ある意味ホッとしながら楽しい大会を迎える事ができました。