REPORT

東山湖FA完全湖底分析

 

はじめに
シーズン中「毎週土曜日」に大量の魚を放流し国内唯一の広さを持つ管理釣場「東山湖フィッシングエリア」。多くの大会も行われ最盛期には驚くほどの魚がストックされます。これからご紹介する画像は「東山湖FAの許可」を頂き、夏場に水を抜いた時に撮影した湖底画像です。シーズン中にイメージしている感じと実際の湖底を見比べてイメージトレーニングに役立ててみては如何でしょうか?
では、受付事務所を背に左回りでご紹介して行きます。00map

ドロヤナギ
コンクリートのかけ上がりとフラットな土の湖底で成り立つ。特にこれといった特徴はないが放流された魚が回遊してきて桟橋に囲まれる為、一旦この場所で休みスクールが形成される。比較的高活性な魚が溜まりますが桟橋を越えて行ったときには魚影が薄くなることもあるが放流後の数時間後には爆釣する。
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レストラン前
ドロヤナギから続くコンクリートのかけ上がりが続く。注目する点は石段と土の境目付近に大小様々な石が点在している。よって数少ないストラクチャーとなっている。そして長く続くコンクリートのかけ上がりもここで終わり土エリアへと変化する。沖はなだらかなフラットとなり遠投から手前までの攻略が楽しめる。
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枯れ松・アジサイ・インプレッサ
土の湖底が沖に向けてなだらかにかけ下がっている。枯れ松やアジサイなどで釣りをしていると沖に落ち込みがある様に感じられますが実際は足元から1m・2m・3mと徐々にかけ下がっているのが画像で確認できる。東山湖で最も長いシャローブレイクエリアとなるため大型のイトウやブラウンが狙える。
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切れ目
切れ目と言う名の由来は、土のかけ上がりエリアとコンクリートのかけ上がりエリアの境目のことを示す。シーズン中、比較的安定した釣果が見込めるがターンオーバーの影響も受けやすい場所。急な土のかけ上がりエリアとコンクリートプラス土のかけ上がり「2段ブレイク」に変化するため放流魚の恰好な回遊コースとなる。
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東名情報
はっきりとした2段ブレイクが長く続く場所。注目すべき点はブレイクとブレイクの間に幅の広いフラット面が存在する。そのフラット面とこの2段ブレイクのエッジ部に居着きの魚と回遊する魚が混在していて、多くの魚が行ききしている。
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ハンドル、フェラーリ
東山湖最大の水門がある場所。その水門を動かす為に円形の大きなハンドルがあることからハンドルと呼ばれる。この水門の前が東山湖の最深部「約4m」となる。よって多くの魚をストックしている。厳寒期などにはボトムに多く魚が溜まる。
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東ワンド
最深部が近くにあるため魚のストック量は多いが放流場所から一番遠い為居着きの魚と回遊魚がターゲットとなる。それゆえにルアーを良く見ている魚が多く存在していて活性の変化を極端に感じ取れる。特に対岸「アジサイ方面」から吹くが活性を上げるので荒れれば荒れるほど釣れることが多い。
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オーバーフロー
東山湖の最大水量の規準を越えた水が流れ出る場所。沖には桟橋の先端があるので魚の回遊コースとなる。2段ブレイクが東ワンドで終わりコンクリートのかけ上がりとフラットな土の湖底で成り立つ。コンクリートと土の境目付近に大小様々な石が点在する。
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石碑前
東山湖の最大のインレットとなる場所。山から流れてきた水を、直接パイプを通して送り込む。水量が多いときは強い流れが生まれ各パイプの筋に大量の魚が群れをなす。ただ、ご覧のとおりパイプが沖まで伸びストラクチャーになっているので、唯一根がかりが発生するポイントともいえますが、そのパイプには必ず魚が付いている。
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アドバイス
ご覧いただいたことからも事務所側はコンクリートのかけ上がり。国道側はコンクリートプラス土の2段ブレイク、基本的に沖のボトムはフラットとなっています。そして日の出と共に日が当たるのは国道側の切れ目付近から。最後まで日が当たるのは事務所側のオーバーフロー近辺となります。東山湖の様に大きい管理釣場となると釣れる状況も様々ですが自然の環境と同じイメージで「気温・水温・風向き・水深・流れ・日照時間」などを考慮してみると面白い釣りができると思いす。