REPORT

総合プロデューサーであり開発者でもある【森田純也プロ】ピコチャタクラMD-SS 開発秘話パート2

潜り方の違いによるバイトゾーン

では、クランクとミノーの潜り方をご理解いただきましたのでそれがどうして釣果「スピードに繋がる」のかの話をしたいと思います。解りやすくするために放流魚からの流れで説明します。解き放たれたフレッシュな放流魚は皆さんも承知の様にスプーンで攻略します。やがてバイトが小さくなりカラーローテーションやウエイトローテでセカンド的魚を攻略します。そしてサードに入る手前で実はマイクロクランクかミノーの出番がやってくるのです。

特に放流量が多ければ多いほどこの傾向は強くなると考えてください。

続きはパート2で・・・・

しばらく放置してしましたレポートの続きを・・・・・・(;^_^A

森田です。

ピコチャタクラMD-SS 開発秘話パート1 ではピコチャタクラの種類やイーグルプレーヤーのミノーと比較しての潜り方の違いなどの説明とその必要性についてお伝えしました。その事を理解しての開発秘話パート2では、ズバリその特性からの魚からの視線についてお話します。

放流された魚は基本的には今まで養殖されていた場所の水深より深く潜る事はしばらくしません。つまり育った環境と同じ水深内をなれるまで泳ぐのです。その事からも養殖されている場所の水深はおよそ約1メート程度が大半です。その時の放たれた水温との兼ね合いもありますがいきなり2メールとかには行けません。それは何故か・・・・。答えは行った事がないからです。勿論魚の浮袋との関係もあります。この辺は人間と同じで例えば目隠しされてとある場所で目隠しを外されたあなた・・・・どうしますか? (笑) まず動かず見える範囲を観察して状況を把握していきますよね。いきなり走り出して遠くに行く人はいないと思います。(笑)そうです魚も同じです。魚は放流されると最初は「あれ ここどこ?」って思っているでしょうね(笑) 次に思うのは「あれ、今までより広いし深いな」ってね。やがて徐々に活動範囲が広くなりますが泳いでいる水深は育った養殖場のマックスな深さをしばらく泳ぎます。因みに、水温が養殖場と同じだとなれるのも早く 逆に違うと遅くなります「魚の傾向と対策」。 やがて時間が経過してその場の水温になれると潜り始めます。 これが放流魚の一例ですが勿論 例外もありますので全てではない事を先に申しておきます。ただ、この魚の動きが重要なのです。

では、ルアーとその関係性についてお話しましょう。

放流された魚が最も滞在時間が長いのが1m前後なのです。「管理釣場に限るお話」です。ぞくに言うボリュームゾーンとも言います。魚が最も集中するレンジです。それは、養殖場の水深のお話から理解できると思います。しかし魚とて生き物 適応能力は計り知れません。状況判断が早い個体は早々に深場へ潜るのもいますしグルグル泳ぎ回る個体も様々です。

以上のお話を聞いていただき思った方は流石です。つまり ルアーとの関係ですが放流魚はスプーンで狙うのが今や鉄則です。元気になった放流魚をキラキラした派手な色と早い動きで狂わせます。そして徐々にスローダウンしていき派手なスプーンには興味がなくなります。このままスプーンで狙うのも良いですがプラグでの出番もやってきます。

つづきはパート3で・・・・・