こんにちは。西村です。
源流域の野営釣行というと敷居が高いような少し手が届かないそんなイメージ。
私も元々興味はありましたが、昨今のクマによる被害や電波の届かない何が起こるかわからない環境下で、よし!じゃあ今度野営してみよう!という考えには中々行きつかず。
そんなある日、野営釣行に関する取材のお話をいただきまして、当日に向けて本格的に準備を進めることになりました。
準備期間は約2ヵ月。ショップに通ったり経験者の話やSNSの記事や動画を漁ったりとにかく準備を怠らないよう念入りに進め万全の状態で当日を迎えました。
【2日間のタックルはこちら】
リール:カーディナルCDL 3BRX/3BRL
ルアー:ラーカムア50S
タックルはファイトを楽しむためのグラスロッドで持ち運びが容易な3ピース仕様。
仕舞寸法は55cmで今回使用したカリマーの40Lのバックパックでも飛び出さずgood。
付属のクリアケースが有り難い。リールは愛用のカーディナルに実績信頼のラーカムア50S各色を持参しました。
舞台は長野県中央部にて
9月の朝はまだ薄暗く、時刻は4時半。都内から車を走らせ山の中間部分に位置する駐車場に到着しました。
荷造りは前日に済ませていたので、道中に購入した食料を詰め込み、装備を整えます。釣りをするというよりもはや登山。
持ち込む道具の9割は衣食住に関わるもので残り1割が釣り道具といった感じです。支度を終えたのは5時半ですっかり明るくなっていました。
ここから林道を歩き、途中から沢に入り一気にテント場へ向かいます。
GPSを活用し進んでいくこと約4時間。
現場に向かう過程はすべてが刺激的でロープを使い懸垂下降する場面では慎重と興奮という、反する感情を同時に味わうことになりました。
難なく乗り越え無事に拠点となるテント場へ到着しました。
時刻は11時00分
昼食を頂き、これがめちゃくちゃ美味く身体に染みわたります。
食後は簡単に設営し、ようやく釣りの準備を開始します。
源流域のイワナと2日間沢山戯れるため、アルティメイトシューター410のLとMLを用意してきました。
リールはカーディナルで全体的にクラシカルな雰囲気に。個人的にこの組み合わせはかなり気に入ってます。
今回の沢は川幅が狭く、各所でポイントでピンスポットな箇所が多くなります。
そんな小さなポイントでは移動距離を抑えたリアクションはかなり重要で、ラーカムアはそんな所でもしっかり活躍してくれます。
Us-410のキャストアキュラシーも最高👍
イワナの素直な反応に数時間しっかり楽しませていただきました(^▽^)/
最大は33cmの滝つぼで現れた尺上イワナ。感無量でした。
日も明るいうちに納竿しテント場へ戻ります。
ここから食事の準備が始まります。
現場で採れたミズや岩魚を一匹いただきました
食べたら就寝の準備です。明日も朝から活動するので夜更かしは禁物です。
しかし、朝からしっかり動き、身体は疲労しているはずでしたがなかなか寝付けないのです。
おそらくいい意味で興奮していました。
山で岩魚を狙ういつもと同じ釣りなのに、ザックを背負い、歩き続けた先でする釣りはなにか違う釣りのように感じました。
そうして今日一日を思い返しながら寝袋のなかで更けていると気付けば眠っていました。
長いようで短い一日が終わりました。すべてが楽しい貴重な体験。まさに沼。ハマりそうです!
今回の釣行内容はつり人社様から来年発刊の“渓流”に掲載していただく予定です。
是非お楽しみください!
西村でした。