REPORT

高田能史の呟きレポートvol.9 マグナムスプーン

穏やかな東山湖での出来事。

森田P「高田君って、ボトム理論は確立しているけど巻きの概念て持ってるの?」

僕なりの考え方を森田Pに伝えると・・・・

森田P「なるほど。ならスプーン作っちまいなよ!巻きのマグナムよろしく♪

という流れで僕がスプーンを作る事に・・・

スプーンを作れる喜びと、僕なんかが作っていいものかという戸惑いが混ざり合いながら開発がスタート。森田Pに色々と相談しても「自分が納得するモノを作ればいい・・・」とそっけない回答でバッサリ切られる事も数知れず。まさに「崖から突き落とされるライオン」の気分です。

しだいに喜びが苦悩に変わり始める日々が訪れます。トライ&エラーで少し疲れて放置した日々もありました。

そんな時に決まって森田Pからの連絡がくるのです。
「高田君・・・だいぶ仕上がってるでしょ。テスト・・・行こうよ」

あまり変わってないと思われるのも微妙なので、急いでプロトをいじりテストに行く。そんな日々を繰り返す事2年・・・・・・

既に僕が現場でいろいろテストをしていたのを見ていた方もいると思いますが、お持たせしました。
ついにマグナムスプーンが解き放たれる時が来ました。

その名もマリーダ

意味はマグナムリーダーの略です。

僕がスプーンに求めたのは即効性!

プライベートフィッシングはもちろん エリアトーナメントという環境でも強く求められる要素です。投げて巻いてすぐ釣れる。簡単なようで実はスプーンのポテンシャルがもろに出る作業でもあります。この簡単に釣れる泳ぎが非常に難しいのです。

発売まで長く時間は掛かってしまいましたが、僕の結論は「一定の中の乱れ」です。
動き自体は水押しが強くブリブリ動き存在感をアピール、そして一瞬ソフトな誘いが入る。例えば、スプーンを巻いていて、いきなり強くフリップ入れる人って少ないと思います。それと同じ原理です。あくまで強くないフワっという誘い。これが僕の出した答えです。

既にいろいろな管理釣場に行きプロトで釣果も出し、ディスプラウトテスター&モニターさんにも試して頂いていますが爆釣です。今シーズンの我々の武器になる巻き専用スプーンとなるでしょう。

マリーダの発売でディスプラウトのスプーンは4種類になります。
マリーダで取るだけ取って、ローラの巻き下げやボトム攻略で攻めて、気難しい魚をポデュウムで仕留め、最後はフォールゾーンの縦の動きで楽しむ・・・。理想的かつ効率的な戦略が組み立てられます。

このマリーダ・・・今シーズンの超注目株ですので期待して下さいね。

因みにカラーは全20色 重さは1.6g
発売は10月末を予定していますので是非ご購入して頂ければと思います。

使い方ですか?まずは放流からサードパタンまで、今までのお使いのスプーン同様に使ってみえ下さい。必ず仕事をしてくれると祈っています。(笑)

マグナム高田でした。