REPORT

高田能史の呟きレポートvol.68「ボトマーの結晶…!」

マグナム高田です。

フェイスブックでは既に先行公開しておりますが、ボトマーである僕の経験と技術をゴテゴテに盛り込んだプラグがいよいよ完成まであと少しとなりました(^^)v そして、悩んで悩んで決めたネーミングを発表いたします。

その名は「ベルオーガ」

 

ディスプラウトのボトムプラグといえば、DSベビーバイブですが、それに次ぐボトムプラグのリリースとなります(^^)

本当にお待たせしました~フィッシングショーでは何度、「まだですか?」とご意見を頂いたことか・・・やっと完成目前までこぎつけました。

さてさて、比較大好きな皆さんはDSベビーバイブとベルオーガの違いもかなり気になるのではないでしょうか?その疑問に今回はお答えする前に、ここで皆さんに質問です。過去の記事や、雑誌の紙面、または動画内で僕がこんなこと「言ってた」のを皆さん覚えているでしょうか?

「ディスプラウトメンバーの中では僕がDSベビーバイブを使いこなすのが一番遅かった」

「最初はDSベビーバイブの使い方が分からず、メタルバイブばかりを多様していた」

これってなんでだと思います?? メタルバイブの方が釣れたから? 単に苦手だったから?

ボトム得意な僕がそんな表面上の理由で使いこなせなかった訳ないでしょう。実はDSベビーバイブって、ルアー自体が持つポテンシャルが見えづらいのです。だからルアーのポテンシャルを見極めてから実戦投入する僕は苦労したんですよ~

僕の講習会に参加したことある方は分かると思いますが、DSベビーバイブを使い初めの頃って「釣った」じゃなくて「釣れた」なんですよ。

わかります?「なんかわかんないけど、よく釣れるプラグ」なんですよ。本来持つポテンシャルに気づいてないんです。

これをある程度長く使い続けると、このアクションならこう動く、バイト判別など柔軟に対応できて爆釣できる。つまりどういうことかと言うと、DSベビーバイブを使いこなすには、アングラーの想像力とルアーアクションのリンクが絶対条件なんです。ボトム状況を想像出来ないと、DSベビーバイブをうまくトラウトにアプローチすることができない。ここが一番の問題点だったのですよ。

 

さて、本題に話を戻しますね(^^)

 

DSベビーバイブ or ベルオーガ

 

両者の違いを一言で表すと、ズバリ「サポート能力」です!

引き抵抗が少なく水中情報の伝達が苦手なDSベビーバイブに対して、ベルオーガは引き抵抗があるので「今動かしている」がメチャクチャ手元に情報として伝わる。ベルオーガはジョイントタイプなので、バイトが大きく出やすい&全て地形変化に対応できる。DSベビーバイブはラインスラック処理で対応する必要がある・・・DSベビーバイブは天候(主に風)の影響を受けやすいけど、ベルオーガはその自重から、強風下でもバイトがメチャわかる!

 

 

ジョイントタイプによる集魚効果も相性◎(^^) まぁ、このジョイントはホントに考えるの苦労したけど・・・。着水した瞬間にベルオーガのポテンシャルでトラウトにアピール出来き、情報は確実にベルオーガがアングラーに伝えてくれる!DSベビーバイブはベルオーガとはまったく逆で、アングラーの操作でポテンシャルを引き出さないとトラウトにアピール出来ないのです。

ここが大きなポイント!!

だからベルオーガを使うと最初から「釣った」なんですよ!

うん!ここまで言ってなんだけど・・・ついにボトム最強プラグが完成してしまったなwwww(^^)

テスト段階の釣れっぷりはマジでヤバイからね♪(^^) ベルオーガを使えば、今までよりも繊細で鮮明なボトム攻略でが間違いなく出来るので、

今までボトム敬遠してた方には是非試してほしいです♪ 勿論、僕で良ければご指導させていただきますよ(^^)v

【マグナムから皆にメッセージ】

本当に理想的なルアーに着手でき完成までこぎつけた事に心から感謝します。この道のりには何度となくトライ&エラーを繰り返しました。最初は、ざっくりとした僕のイメージを形にしてみてフォルムからの動きを想定し矛盾と否定を繰り返し、あきらめることも多々ありました。自宅の深夜に一人お風呂場で黙々とプロト品の修正案を見出しますが「気が狂いそうな場面もありました」。そんな時には森田Pにアドバイスを受け、折れる気持ちに「気合を入れてもらい」確りとしたコンセプトが頭でイメージできる様に一旦冷静に心を静めました。その後、思いついた改善策を森田Pに伝え無理難題をお願い、森田Pも工場の開発者と悪戦苦闘・・・・それを理想的な物に何度も修正してくれて、気がつくと開発から約3年の歳月が経過していました。

僕自身、プラグを監修するのは初の試みでわからないことも沢山あり「できる!できない!」のやり取りには正直「ウンザリ」して開発をやめたくなることもありました。こんなに大変な思いをして出す意味とはなにか?時に自分に問い詰めることも度々・・・・しかし、あきらめない それは、苦悩が喜びに変わる瞬間を僕は知っているからです(笑)

完成まじかのベルオーガ・・・・・このルアーの開発は僕一人では無理であり「たずさわった全ての方々」に感謝したいと思っています。リリースまでもう少しお待ち頂くと思いますが、入手した際は、ベルオーガで楽しいボトムフィッシングを楽しんでくださいね♪

しばらくはベルオーガネタで突き進み鱒(笑)

 

ではまた♪