REPORT

高田能史の呟きレポートvol.78「細かすぎて伝わるか不安・・・ラインの話し」

皆さん、遅くなりましたが新年あけましておめでとうございます。

1月も後半・・・新年明けてから気がつけばあっという間です(笑) 2022年元旦の東山湖販売イベント2dayからスタートして、地元の大会「ドットコム浜名湖FR」へ向けての猛プラ&考察。そして迎えた2022年の最初の試合 ドットコム第1戦の浜名湖FR戦は「優勝」(^^)v からのFF中津川さんでは、トラキン地方予選ディスプラウトカップに運営スタッフで参加。結果は見事、蓬田Dがエキスパート権利獲得を決めてくれてひと安心。そして、最近では大堀さんも地方予選でトラキンエキスパート権利獲得し、ディスプラウト活気付いてきました!

2月からは、トラウトキング選手権エキスパート部門がスタート!本番前の調整に忙しい日々ですが、呟きレポートの内容は今回、気合を入れて挑んだドットコム浜名湖戦の「優勝」で重要だった要素をお伝えしようと思います(^^)

さて、皆さんもエリアトーナメント前は開催エリアで入念なプラクティスをしますよね?

その内容は・・・・?トラウトのレンジは?反応のあるルアーは?ヒットカラーは?ストロングパターンは?など確認することは多いですが、使うライン選択について考えたことはありますでしょうか? 勿論 あるよ! 当然決めてますよ! バカにするのや!・・・と皆さんの意見が聞こえてきます(;^_^A

しかし、ナイロン、PE、エステルなど選択に悩む場面は実は多いのではないでしょうか?

実は今回の優勝は、細かいライン選択の違いで差が出た大会でした。その違いというのが、ラインのクッション性を選択するかどうか?というもの。

大会戦略としては、放流~セカンドはマリーダ1.6gと1.3gでスローな動きのトラウトに合わせて釣り、タフってきた時間帯でローラ1.6gでボトムを探る。クランクパターンの発見はプラクティスをしても中々見つからず苦労しましたが、いつも調子の良いピコチャタクラDR-SSSではなくノーマルサイズのチャタクラDRで50~100㎝のレンジを巻くのが良いとの答えにたどり着きました。と、数回のプラクティスでしっかりとした作戦を作ってきたわけですが、直前のプラクティスであるヒントから、この作戦を遂行するタックルセッティングを微調整することになったわけです。それが最初に出たラインのクッション性!当然僕も当日に向けて丁寧にプラクティスをして、トラウトのレンジを把握するために努力しており、うむエステルラインがやはりイイなと確認を終える・・・つもりでしたが、何か違和感が・・・

実はプラクティスでメインに使用したのが、テレメトリーエステルのマジックピンク。

過去の経験から流れにラインを乗せやすいマジックピンクがベストと考えてましたが、今回は流れの中からルアーにアタックするトラウトが少ないような印象を受けたのと、かなりバイトが繊細で小さい。一瞬の軽いバイトを取りたいから、今回は水馴染みのいいマジックピンクよりクリアータイプがいいのではと感じ、大会当日ぶっつけ状態で試したところ、僕の感覚は正しかったようで、バイトが掛かること掛かること!マジックピンクはクリアーに比べ、ラインにしなやかさがあるのと少し伸縮性がありますが、このしなやかさよりクリアーの硬さが今回はいい方向に影響してくれました(^^)      細かいことですが、こういった変わったことにも意識を向けると思わぬ結果になることがあります(^^)

スプーンは1.4lb、放流とプラグは2lbで、浜名湖FRで相性の良い、βマグナム61ULと62ULに合わせ必死に戦い抜き「優勝」という最高の結果で終えることができました。

よく効くタックルセッティグはこういった細かいことの積み重ねなので、皆さんも意識の1つとして覚えてみては如何でしょうか?

この考え方は様々な状況に適合します。近年では6本全てエステルタックル!なんて方も珍しくありません。それだけエリアトラウトとエステルラインの愛称が良い釣りな訳です。その分、ナイロンやフロロの使用頻度はなくなります。しかし、今回のレポートでお伝えした内容は実際に確認してみてください。 着色したからこそ生まれたメリットとデメリットを理解して分散化されるライン事情に当てはめるのがマグナム式・・・・視認性が上がるだけではなく伸びがプラスされたカラーエステル・・・是非お試しください。

 

2月からはついにトラウトキング選手権エキスパート部門がスタートします。今期こそ皆様にいい結果を見せられるよう全力で頑張ります(^^)

では、またお会いしましょう♪

マグナム高田