前回は「エクスタンの使い分け」ということでExstan ebt-62ULのお話でした。
今回は究極の掛けロッドExstan ebs−511ULについて。
このロッドは5’11”のワンピースで、ファーストテーパーのフルソリッドロッドです。
ソリッドは「穂先がとても細く、微細なバイトも感知しやすい」という素晴らしい長所があり、攻めのスタイルにとてもマッチします。
私は以前からブラックバスでもソリッドを使用していて、その必要性を感じていました。ライトリグなどのアタリの出方がシビアで繊細な釣りに対応し、そのうえで大型バスとのファイトも難なくこなすパフォーマンスなど、ソリッド独特の感覚が自分のスタイルが合っていたように思います。
そしてトラウトの大会に出るようになってもこの感覚は変わらず、幾度となく改良をして辿りついたファーストモデルが「Exstan ebs−511UL」となったのです。
さてこのebs-511ULはバットパワーが非常に強く、放流魚を手返し良く掛けたり、魚を寄せる速さではズバ抜けているロッドだと自負しています。
このバットパワーのおかげで2008年の平谷湖大会で予選最多釣果58匹という自分でも驚きの釣果を残せました。
また、数だけではなく、魚のサイズが大きいエリアでもバットパワーを体感して欲しいですね。
前回ebt-62ULの遠投性能をお話しましたが、実はこのebs-511ULも遠投性能を体感できます。
リリースポイントが多少シビアですが、慣れてしまえば驚くほどのロングキャストが可能です。特に軽いスプーンでもダブルハンドで振り抜くと気持ちよく飛んでいきます(笑)
Exstanのebs-511ULとebt-62ULのグリップが少し長めに設計されているのは、ダブルハンドで振り抜く事を考慮したからなんです。
さてebs-511の使い時は、放流直後などのやる気のある魚を、よりアグレッシブに攻略する時ですね。バットパワーを活かしてスピーディーな攻略が可能です。
また、放流時とは対照的なタフな状況下でも活躍します。
掛けきれないバイトがショートバイトが頻発する状況でebs511ULを使った「聞き合わせ」が非常に有効になります。
「聞き合わせ」とは、ラインテンションを掛けた状態で状況に応じて最大90°までラインとロッドティップに角度をつけ、ティップが入った瞬間に掛けるアワせ方です。
ebs-511ULの柔らかいソリッドティップは魚に違和感を与えずに、自分にバイトを伝えてくれるのでタフな状況で釣果にググッと差がつきます。
さらに向こうアワセでは無く、自分から掛けにいくので主導権を握れるし、何より「釣った」感がアップしますよ!!
これも ebs-511ULならではの面白さだと思います。
最近、ebs-511ULをご購入頂いたアングラーから「アタリが良くわかる」「魚がルアーを放す前に掛けられる」といった意見を多く頂きます。
やはり喜びの声を直接耳にすると本当に嬉しいものです。有難うございます。
今も皆様に喜んでもらえるようなNewロッドを開発しています。
最近の大会にプロトを投入していますが….最高です!!
次のブログを楽しみにしていて下さい。