少し間があきましたが、Newアイテム紹介もこれでひと段落です。
最後にご紹介するのは「更なるコンセプトロッド」
エクスタンといえば清水栄次氏の真骨頂のロッド。
他にはない特徴を持ち「バスロッド的に使い分ける」というのが彼のコンセプトです。
近年のエリアトラウトロッドをザックリと語ると、「総合的な使いやすさ」が求められスタンダードなアクションが好まれています。そして「堅いロッド=バレやすい」というイメージが先行しています。しかし、昨今はエリアロッドのアクションは以前よりも固くなり、操作性を優先する方向性へと変化してきています。
そこで、感度とパワー重視の清水栄次スタイルの次の目標は「放流から始まる最新鋭のエリアロッド」。
今までのエクスタンシリーズの中ではebs-511ULフルソリッドが正に清水氏の十八番とも言えるロッドでしたが、特徴がありすぎて好む方と好まない方とハッキリ二分してしまう究極のロッドともいえました。その最大の理由は「重さ」です。重さよりもアクションを重視したebs-511ULが、アクションよりも軽さを優先するアングラーに敬遠されてしまうのは当然の事だと思います。
そこから我々の開発はフルソリッドのテイストを残せるチューブラーカーボンロッドの開発へと進んで行きました。しかしソリッド特有の「ティップが素直に入る感じ」をチューブラーで再現するのは難しく、開発は進みませんでした。そんな時に清水氏から「ならばソリッドティップはどうか?」とアドバイスをもらい開発の方向を変えてみました。
しかし、ソリッドティップといえば先調子。トライ&エラーを繰り返しますが、今ひとつシックリ来ません。清水氏も曲がりが気に入らない様で開発は暗礁に乗り上げてしまいました。
それから月日が流れ、とある時に思いついたのが今回の打開策ともいえるロングソリッドティップの発想。
通常のロッドの先端から約40cmの区間に採用するソリッドを約60?に伸ばし極力先調子にならないセッティングを煮詰めました。そして遂にロッドアクションが決まり、最先端とも言える面白いコンセプトロッドが生まれました。
そのコンセプトとは・・・・・
1アングラーに対しては、カーボンチューブラーの特性(軽く綺麗に曲がるベントカーブ)を再現する事。
2魚に対しては、ソリッドティップの特性(ソフトで違和感を感じさせない)で魚が反転しやすい状況を作りだす事。
つまり、相反するチューブラーとソリッドの長所の融合
そのアクションを実現したロッドの名は・・・
フォースプライムとは「真の力という意味」です。
そして、このブランクスの性能を更に引き出すもうひとつの武器としてトルザイトガイドのマイクロガイドが採用されています。
これにより、前アタリなどの極めて微小な情報がアングラーに伝わるため、本命のバイトに対処する準備が可能となります。
まさに「感度の鬼」といったところでしょうか?
現在のロッドで満足されている方には無用の長物ですが、「更なる上の領域」を目指す本気のアングラーには必見のロッドに仕上がりました。
現時点でのエリアロッドの中では最先端技術を盛り込んだこのエクスタン・フォースプライムは、ディスプラウトだから実現できる究極のコンセプトロッドとなります。
「是非とも皆さんに使ってもらいたい」と清水栄次氏からのメッセージを付け加えて今シーズンの皆様の御活躍に期待したいと思います。
4回にわたりディスプラウト商品をご案内させて頂きましたが、今後もより皆様が楽しめる商品開発を務め、楽しいフィッシングライフを過ごせるサポートをして行きたいとスタッフ一同心より思っていますのでご期待下さい。
最後に昨年も販売して好評だったグッズ「ナックルウォーマー」
寒くなる頃にお店に並びますので是非使用してみて下さい。温かいですよ。
4回にわたりディスプラウト商品をご案内させて頂きましたが、今後も商品開発を通して皆様のフィッシングライフをサポートをして行きたいとスタッフ一同心より思っていますのでご期待下さい。
スタッフ森田でした。